ロジャニコ A to Z (T)

2008年3月16日 (日)

Treasure Of San Miguel

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ロジャー・ニコルスのインストゥルメンタル曲は何曲か知られていますが「Treasure Of San Miguel(サン・ミゲルの宝)」はそのうちの最も初期に作られた曲で、1966年のA&Mへのオーディションに送られた4曲のうちのひとつです。A&M副社長のハーブ・アルパートはこの曲を気に入り、自身のティファナ・ブラスの1967年のアルバム「Sounds Like(悲しみの町)」(写真左)の中の1曲として採用しました。マカロニ・ウェスタンと人形劇サンダー・バードの曲を合わせたような面白い雰囲気で何故か印象に残る曲だと思います。なかなか歌詞のつけられないような複雑なメロディとイントロのタイトなドラムの入り方が好きです。
1968年にはブラジルのジャズ・トロンボーン奏者で後にアメリカに渡りアイアートやフローラ・プリム等と活躍するラウル・ジ・スーザによってカヴァーされています。彼は自国ブラジルのジャズ/ボサノバ界で、50年代から自己のコンボやセルジオ・メンデスのグループで活躍していました。「International Hot」(写真右)は彼の単独アルバムでは無くグループ「ハウルジーニョ&インパクト・オイト」としてブラジルのサン・パウロ市で録音されたものです。このアルバムのA面1曲目とB面6曲目つまりオープニングとエンディングで演奏されている「Tesouro de São Miguel」がポルトガル語でのタイトルです。ちなみにアメリカでラウルという名前で活動する前はハウルジーニョと名乗っていました。

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2008年3月 8日 (土)

The Time Has Come

Schott

「The Time Has Come」ロジャー・ニコルス/ポール・ウィリアムス作のこの曲ですが、Schottという全く詳細不明のアーティストのアルバム「SCHOTT!」のA面2曲目にひっそりと収められており、今のところ他のカバーも見つかっていません。アルバム全体の音からすると70年代の前半かと思うのですが何しろネットの検索でも殆ど引っかかってこないし、アルバム・ジャケットにも本人の写真があるだけで他に情報は無いのです。記載があるのは、Arranged and Conducted by DAN MOREHOUSE、Produced By RAY BROCKMAN・ROY HARTE・HARRY BABSIN、Exective Producer: DAN MOREHOUSE、Recording Engineer: TOMMY COEといったぐらいでミュージシャンのクレジットもありません。恐らく音に関してはDAN MOREHOUSEと言う人の力が大きいのかと思うのですがこの人も検索で引っかかってきませんね sad 。さてさて曲のほうですが、普通ここは音上げないだろうといったちょっとありえないメロディ展開が印象に残ります。また、AメロとBメロもイメージが全く違うのに不思議とうまく繋がってきます。タイプとしては彼らのヒット曲で「Out In The Country」に似た軽快な感じの曲だと思います。

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2008年1月14日 (月)

Talk It Over In The Morning

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Fullcircle 昨年発売されたロジャニコの40年振りの新譜『Full Circle』の1曲目を飾るこの曲は1971年にアン・マレー(Anne Murray)がシングルカットしてBillBoardの週間チャートで最高57位を記録し、アルバムのタイトル曲にもなっています。また、同年ジャック・ジョーンズ(Jack Jones)がシングルB面、エンゲルベルト・フンパーディンク(Engelbert Humperdinck)がアルバムでとりあげており、その他にもベン・マクピーク(Ben McPeek、1972)、シロー・モーニング(Shiloh Morning、1974)、ブライアン・ガリ(Brian Gari、2006)のカバーが存在する小ヒットながらも人気のある曲です。

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