Now / Heart To Heart
『Now』はカレン・カーペンターの死により1982年カーペンターズ最後の録音となってしまった作品。作詞はディーン・ピチフォード。この未完成音源はリチャードがカレンの遺作としてまとめあげた翌1983年の『ヴォイス・オブ・ザ・ハート』の1曲目を飾っています。実はこの曲のメロディ自体は1980年12月発売の竹内まりやのアルバム『Miss M』の中の『Heart To Heart』(作詞:竹内まりや)として既出です。ですからオリジナルは竹内まりやのほうということになりますね。またロジャー本人は1995年の『Be Gentle With My Heart』にてカヴァーしています。AOR全盛期の作品ですから当然そんな雰囲気に仕上がっています。
音源情報です。
・The Carpenters 「Voice Of The Heart」 (A&M SP 4594)
1983年11月発売のカレン・カーペンター追悼盤。未発表の録音をリチャードが完成させ10曲にまとめ上げている。録音時期はまちまちだが『Now』は1982年のカレン最後の録音で1曲目に収められておりUKではシングルカットもされた。またロジャーの盟友ポール・ウィリアムスの作品『Ordinary Fool』も収録されている。USのアルバムチャートでは最高46位と全盛期に比べると振るわないが久々のGold Diskとなった。この時代になるとLP, Cassette Tape, CDの3種類が発売されているがここではLPの番号を記載した。『Now』収録のアルバムは、他にBox-Set『From The Top』『The Ultimate Collection』『Anthology』『The Essential Collection (1965-1997)』等が存在する。
<HMVで確認>
・竹内まりや 「Miss M」 (RCA RVC/RHL-8503)
彼女の4枚目のアルバムで1980年12月5日発売。A面5曲がL.A. Side、B面4曲がTokyo Sideとなっており『Heart To Heart』はA面のラストを飾るバラードとなっている。L.A. Sideはデビッド・フォスターとジェイ・グレイドンのエア・プレイの二人がリズム・アレンジを行っている他、Totoのスティーブ・ルカサー、ジェフ・ポーカロ、Chicagoのビル・チャンプリンも参加してAOR感が非常に濃くなっている。A面にはその他にご主人の達郎氏の曲が2曲、フォスター&グレイドン作品、デビッド・ラズリー&ピーター・アレンの作品が収録されている。ここではLPの番号を記載しているがもちろんCD化されている。
<HMVで確認>
・Roger Nichols & A Circle Of Friends
「Be Gentle With My Heart」
(TOY’S FACTORY TFCK-88954)
1995年に日本の企画で発売されたロジャーの28年振りのアルバム。『Now』は6曲目に収められている。新曲と旧作を織り交ぜているが旧作のアレンジも含めて全体的にAOR色の濃いアルバムで、『Now』もAOR調のバラードに仕上がってる。このアルバムについてはBe Gentle With My Heartの日記の方にも記載しているのでそちらも参照願いたい。
<Amazonで確認>
・The Carpenters - Now (Karen Carpenter's LAST Recording)
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